こんにちは。気がつけばもう社労士の試験まであとわずか。この時期に、試験本番を見据えて【模擬試験】を受験する方も多いのではないでしょうか。
試験まであと数週間、ということで今まで勉強してきたことの(ほぼ)最終確認といったところではないでしょうか。
模擬試験を受けた結果「こんなはずじゃなかった!!」というような成績を取ってしまったとき(つまり、思っていたよりも成績が良くなかった場合)、かなり動揺しませんか?
「私の今までの努力は何だったんだ。。」「もう受験諦めようかな。。」そう考えてしまうこともあるかもしれません。
そんなときのメンタルの立て直し方を参考までにご紹介いたします。
そもそも忙しい中模擬試験を受験しただけで偉い
社会保険労務士の試験は、午前・午後と丸1日にわたる試験です。特に午後は3時間半に渡る長丁場。 毎日忙しく過ごしている中でこれだけ長い時間を確保していること自体が凄いことです。
たとえ思っていたよりも低い点数を取って落ち込んでしまったとしても、これだけの長い時間を作り出して、模擬試験を受ける心意気自体が貴いです。 美味しいものを食べて、自分を労ってあげましょう。
模擬試験は「体力」と「気力」の訓練のため
模擬試験というと、「今まで勉強してきたことの成果を問うとき」。そんなイメージがありませんか。 「点数」といった絶対的なもので評価されてしまう。たしかに、それも1つの側面だと思います。
ですが、同時に「どうやってあの長い(体力的にきつい)試験時間を乗り越えるか」という試験内容以前の ●時間配分の考え方 ●体力の使い方 ●気力の維持の方法 ●(会場受験の場合は)本番のような会場の雰囲気 を確かめる場でもあります。
社労士の択一試験なんて、試験時間が3時間30分ですからね。しかも1問あたり、1つの選択肢あたり数行の、普段はあまり目にしない難しい言葉と嫌でも向き合わなくてはいけません。
そして、試験の「内容」(問題)ばかりに気を取られてしまって、そこだけ切り取って「悪い成績」だったと思いがちです。
だけど、試験を乗り切るためのコンディションに関するノウハウは得られているはずです。だからOKなんです。
模擬試験の目的を「コンディション作り」にシフトしてあげることで、あまり落ち込むこともなく「意味のある模擬試験だった」と思えるようになるはずです。
直前期の講習を受けさせるために試験が難しかった
これは…予備校の先生に怒られてしまいそうですし、あくまでも私の経験なのですが(笑) 大学受験を経験したときに冬季講習前に受けた模擬試験の成績が非常に悪く、「このままではまずい」と思ったことがありました。
この「まずいなー」という思いが「冬季講習を受講する」という行動につながります。現状の不安から何かにすがりたくて、その結果講座を受講するんですよね。
試験の直前には「直前対策」という講座が用意されていたりします。そうか、そこに繋げるために試験が難しかったのだな、フムフム。と思うようにしています。
実際意図的に難しかったかどうかは、わかりませんよ!物の捉え方としてこのような考え方もありなのかなぁということでご紹介しております。笑 (そして、本当に講座が必要なのであれば受講すれば良いんです。)
復習のために模試がある
模擬試験の最大の目的はこちらに尽きるのではないでしょうか。今まで勉強してきた成果を問うことと同時に、「今、何が足りないのか」を最も教えてくれるのが模擬試験です。
足りないものは、後で足せばよいだけ。落ち込むこと(暇)はありません。怖いのは、「足りないものを見過ごしてそのまま本番を迎えること」他なりません。 模擬試験を受けたからこそ、足りない状態が解消された形で本番に臨めます。
解き慣れた問題集を解く。
自信を失ったら、是非試してみてほしい方法です。今まで受験勉強で使ってきた読み慣れた参考書、解き慣れた問題集は、ありませんか。
解き慣れている問題集なので、スラスラ進めることが出来るはずです。「やっぱりこんなに解けるじゃないか」と思えるはずです。 この方法で「やってきたことがちゃんと身についている」ということを再確認することが出来ます。
模擬試験だけで見ると「出来なかった」かもしれませんが、実際はどうでしょうか。本当に「今までやってきたことは無駄だった」のでしょうか。
今まで頑張って取り組んできた参考書や問題集が手元にある。それが「頑張ってきた」何よりの証ではないでしょうか。
まとめ~あくまでも大事なのは本番~
いかがでしたでしょうか。沈んだ心が少しでも上向きになっていただけたら嬉しいです。

模擬試験は本番の試験と違って復習ができます。つまり、あくまでも受験勉強上の通過点でしかありません。模擬試験の結果が全てではないのです。
皆、本番のために勉強しているわけで、模擬試験のために勉強しているわけではないでしょう?せっかく自分の大事な時間を使い果たして受験するのですから、最大限活用していきたいですね!
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